はじめての浴衣体験。笑顔あふれる一日になりました。
2025/07/20(日)
7月14日(月)、本校にて高校2年生を対象に、「浴衣の着付け教室」を開催しました。

夏の和装として親しまれている浴衣ですが、自分で一から着るとなると、なかなか難しそう…と思っている生徒も多かったようです。そんな生徒たちが、講師の先生のご指導のもと、自分の手で浴衣を着つけていく様子はとても印象的でした。

まずは浴衣を着るときのポイントについての説明を伺いました。講師の先生が一つひとつ丁寧に実演しながら解説してくださり、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

いよいよ実践に入ると、最初は「どの紐を使ったらいいか分からない」「帯がうまく結べない」といった戸惑いの声も聞こえてきました。しかし、お互いに声を掛け合ったり、先生にアドバイスをもらったりしながら、少しずつ着こなしていく様子は微笑ましく、会場には和やかな空気が広がっていました。
浴衣姿が整ってくると、生徒たちの表情にも自然と笑顔があふれてきます。鏡に映る自分の姿を嬉しそうに眺めたり、友人同士で「その柄かわいい!」「帯の色、似合ってるよ」と感想を言い合ったりする様子は、とても微笑ましかったです。

終盤には、各クラスの代表生徒数名によるファッションショーも行われました。講師の方から、浴衣を着た時の歩き方やお辞儀の仕方を教えていただき、いよいよ音楽に合わせて歩き始めます。体育館に敷かれたレッドカーペットをランウェイに見立てて、数人ずつゆっくりと歩きながらポージング。普段は少し恥ずかしがり屋の生徒も、手を振ったりハートを作ったりと、自信をもって歩いていました。温かい拍手が響き、友人を応援する声も飛び交い、大いに盛り上がりました。

最後にはクラスごとに記念撮影を行い、楽しい時間を写真にも残すことができました。カラフルな浴衣に身を包んだ生徒たちの姿はとても華やかで、見ているこちらまで心が明るくなるような光景でした。

この着付け教室を通して、「自分で浴衣を着る」という経験ができただけでなく、日本の伝統文化に自然と触れるきっかけにもなったのではないでしょうか。

また、普段あまり話すことのない生徒同士も「その柄かわいいね」「ここのやり方を教えて!」と、クラスの垣根を超えて交流する様子も見られ、学年としてより一層仲が深まったと感じています。

今後も、このような行事を通じて、生徒たちが伝統に親しみながら、自分らしさや仲間とのつながりを深めていける機会を大切にしていきたいと思います。

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